WindowsのISOからファイルを取り出す

!!注意!!

  • dismコマンドを使用しています。間違ったパラメータで実行した場合、Windowsシステムを上書きするなど最悪のことが起こります。
  • 誤字の無いよう努めていますが、 タイプミスでおかしなコマンドになっているかもしれません。 コピペ即実行は控えて、パラメータを理解の上実行してください。
  • 自己責任でお願いします。 本当に気を付けて。

ISOをダウンロード

Windows 10 のダウンロード

インストールイメージの確認

ISOをDVDに焼く。もしくは右クリックから「マウント」でDVDドライブとして操作できる。

ドライブのsourcesフォルダからinstall.wim(install.esdかもしれない)を見つけ、適当なフォルダへコピーする。今回は簡単のためc:\とする*1

dismを使い、wimの中身を確認する。

%> dism /get-wiminfo /wimfile:c:\install.wim
展開イメージのサービスと管理ツール
バージョン: 10.0.17134.1

イメージの詳細: install.wim

インデックス: 1
名前: Windows 10 Home
説明: Windows 10 Home
サイズ: 15,883,203,288 バイト

インデックス: 2
名前: Windows 10 Education
説明: Windows 10 Education
サイズ: 16,101,770,287 バイト

インデックス: 3
名前: Windows 10 Pro
説明: Windows 10 Pro
サイズ: 16,101,649,315 バイト

インデックス: 4
名前: Windows 10 Pro Education
説明: Windows 10 Pro Education
サイズ: 16,101,697,675 バイト

インデックス: 5
名前: Windows 10 Pro for Workstations
説明: Windows 10 Pro for Workstations
サイズ: 16,101,733,747 バイト

上記の場合、インデックス1から5まで、5種類が1ファイルに収まっているということになる。

wim(esd)ファイルからファイルを展開する

ファイルを展開するフォルダをつくる。今回は仮に「c:\mount」とする。

dismを使用して、wimからファイルを展開する。 取り出したいバージョンに合わせ、/indexオプションの数値は先ほど調べた値に変更する。実行から完了まで数分単位でかかるため、時間には余裕をもって。 あと、ファイルを上書きしたら大変なことになる*2ので、絶対に絶対に/applydirの指定を忘れないこと。また空フォルダを指定すること。

%>dism /apply-image /imagefile:c:\ /applydir:c:\mount /index:3

上記ならインデックス3、つまりWindows 10 Proになる。インデックス1ならWindows 10 Home。

展開イメージのサービスと管理ツール
バージョン: 10.0.17134.1

イメージを適用しています
[==========================80.0%==================        ]
操作は正常に完了しました。

進捗が100%になるまで待つ*3

完了すると、mountフォルダにwindowsフォルダやprogram filesフォルダができているので、好きなファイルを取り出す。

*1:例示のためドライブ直下としていますが、デスクトップやマイドキュメントなどのほうがいいかもしれない

*2:Windowsフォルダを上書きするかもしれない

*3:念のため、余計な操作は控える